初心者にとっての第一の壁は繰り返し処理。
難しいものは練習して克服しましょう!
基礎的な知識(条件、繰り返し、配列)による実装が必須ですが、Stream API(関数型データ処理API) を使った実装ができると将来役に立ちます。メンテナンス性の向上、またほかの言語を使う場合に関数型実装にスムーズに移行できます。
対象言語
対象言語はJava。
ですが、C/C++、JavaScriptなどでも練習できます。その場合解答例はありません。
前提となる知識
基礎的な実装を行う場合、条件分岐(if/switchなど)、繰返し処理(for/whileなど)と配列の知識が必要です。
発展版
基礎的な実装ができる方は関数型でも書けるようにしましょう。
関数型での記述は(慣れれば)シンプルでわかりやすくなるためメンテナンス性が向上します。また多くの言語(JavaScript、Rust、Ruby、Pythonなど)が関数型機能をサポートしており、そちらに移行していく潮流があります。
演習問題
問題1
“Hello world!” を10回表示してください。
表示例
Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world! Hello world!
実装例
問題2
6~10までの整数を表示してください。
表示例
6 7 8 9 10
実装例
問題3
6~10までの整数の和を求め、表示してください。
表示例
40
実装例
問題4
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
合計を求め、表示してください。
表示例
55
実装例
問題5
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
平均を求め、表示してください。
表示例
5.5
実装例
問題6
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
最大値を求め、表示してください。
表示例
10
実装例
問題7
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
奇数の合計を求め、表示してください。
表示例
25
実装例
基本版実装例
問題8
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
各要素を2乗した配列(orリスト)を作成し、表示してください。
表示例
16 36 9 25 1 49 4 64 91 100
実装例
問題9
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
各要素を2乗し、それらの合計を表示してください。
表示例
385
実装例
問題10
6~10までの整数を表示
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
各要素を2乗し、それらの平均値を求めてください。
表示例
38.5
実装例
問題11
数値データ = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}に対して、
偶数を抽出し配列(orリスト)を作成して表示してください。
配列で結果を作る場合はArrays.copyOf()が便利です。
表示例
4 6 2 8 10
実装例
問題12
与えられた数値データに対して、
奇数の最大値を表示してください。
ただし結果が存在しない場合 “None” と表示してください。
データは以下のものを使用します:
データ1 = {4, 6, 3, 5, 1, 7, 2, 8, 9, 10}
データ2 = {2, 4, 6, 8, 10}
表示例
データ1
9
データ2
None
実装例
問題13
与えられた数値データに対して、
偶数が含まれているか調べ、含まれていればtrueを、そうでなければfalseを表示してください。
数値データは以下のものを使用してください:
数値データ1 = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}
数値データ2 ={1, 3, 5, 7, 9}
表示例
数値データ1 = {4,6,3,5,1,7,2,8,9,10}の場合
true
数値データ2 ={1, 3, 5, 7, 9}の場合
false
実装例
問題14
与えられたデータ列の全要素が奇数か調べ、奇数の場合trueを、そうでなければfalseを表示してください。
データ列は以下のものを使用してください。
データ1:{1, 3, 5, 7, 9}
データ2:{10, 9, 8, 7, 6}
表示例(データ1の場合)
true
表示例(データ2の場合)
false
実装例
問題15
123を1~5倍した結果の配列(orリスト)を作成し、表示してください。
表示例
123 246 369 492 615
実装例
問題16
1から100までの整数のうち,3の倍数でなく,また5の倍数でもない数の配列(orリスト)を作成し、表示してください。
配列で結果を作る場合はArrays.copyOf()が便利です。
表示例
1 2 4 7 8 11 13 14 16 17 19 22 23 26 28 29 31 32 34 37 38 41 43 44 46 47 49 52 53 56 58 59 61 62 64 67 68 71 73 74 76 77 79 82 83 86 88 89 91 92 94 97 98
実装例
問題17
文字列データに対して、
文字列長の最大値を求め、表示してください。
対象となるデータは以下のものを使用してください:
"January", "February", "March", "April", "May", "June", "July", "August", "September", "October", "November", "December"
表示例
September