今はもちろん、永続化が何なのかわかっていますが、
意外と「永続化」って、はっきり説明された文献が少ない気がします。
永続化…
永遠に続く?
そうなんです。永遠に続くこと。それが永続化。
何が永遠に続くんですか?
永遠に続くもの、それは「データ」です。
パソコンのアプリでもスマホのアプリでも、あるいはウェブシステムでもなんでもいいんですが、
例えばビジネスソフトの定番Wordで考えましょう。
Wordで作成するものは文書。
Wordを開いて文書を作成しますが、最後に保存しますよね?
保存はどこにされるかわかりますか?
う~ん、メモリ?
メモリ… うむー、ざっくりですねー
メモリっちゃーメモリですが、パソコンには主記憶装置、実際にはRAM(Random Access Memory)と
補助記憶装置、これも実際にはHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)があります。
RAMはパソコンに電源が入っている間記憶を保持できる場所。
なので電源を切ったら消えるんですねぇ。
普通メモリという言い方をした場合はこちらのRAMを指すんです。
で、Word文書を保存する場所、それはHDDあるいはSSDなどの補助記憶装置です。
ちなみに、HDD/SSDなどは総称してストレージっていう言い方があります。
で、話を元に戻すと、ストレージにデータを保存することが一つの永続化です。
ウェブシステムであれば、例えば皆さんよく使うであろうAmazon。
発注履歴や個人情報、商品データなどはデータベースに永続化されます。つまりデータベースに保存されます。
そしてデータベースはストレージにデータを保存しています。
というわけで結局永続化とは何かというと、パソコンやコンピューターシステムが動いている(電源が入っている)間に作られたデータを何らかの手段(DBやストレージなど)で保存して、システムが停止していてもデータが失われないようにすることなのです。
まとめ
永続化とは、コンピューターシステムで扱うデータを、システムが停止状態であっても失われないようにすること、です。
そして永続化が実現されるために、データはストレージに保存されます。
短めですが、これでおしまい。